真冬の春の陽気(?)に誘われて、伏見稲荷大社を山頂まで歩いた。人は多く、足元は滑る。それでも、鳥居と森と猫に癒やされる、ちょうどいい2時間だった。
天気が良い。空は青く、日差しは冬、気温はすっかり春。……なぜ??
しかしまぁそれゆえか、伏見稲荷大社はしっかり混んでいる。外国人観光客も多く、いつもの京都らしい風景。
さりとて、ここは伏見稲荷。
人が多くても、鳥居の赤と空の青の組み合わせはやはり美しい。
楼門を過ぎ、千本鳥居へ。
何度来ても、この連続する朱色は圧巻。
伏見稲荷大社は、全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮。
稲荷信仰の中心で、五穀豊穣や商売繁盛の神として知られている。
創建は和銅4年(711年)とされ、非常に古い。
このあたりの基本情報は、伏見稲荷大社 公式サイトや、Wikipedia: 伏見稲荷大社に詳しい。
この日は雨上がり。石段や土の道が、想像以上に滑る。
正直、これはなかなかの罠。周りの皆さんも結構滑ってた。山頂を含む参拝は「散歩としてよし」と言いたいところだが……。
辟易しつつも、これも山の神社あるある、と思うことにする。
とりあえずは四ツ辻到着。
伏見稲荷の山全体は「稲荷山」と呼ばれ、信仰の対象そのものらしい。
頂上だけが目的地ではなく、歩くこと自体が参拝になる。
で、田中社跡へ。
子どもが「maze(迷路)だ!」と言っていた。
たしかに、入り組んだ石段と鳥居、特に子供だと背が低くて見渡せない。
そこから、反時計回りでお山を一周の「お山めぐり」。
最も印象的だったのは頂上の一ノ峰……ではなく、御劔社(みつるぎしゃ)と雷岩。
三条小鍛冶宗近がこの地で稲荷大神の助けを得て、名刀「小狐丸」を鍛えたと伝わる場所。
見知らぬおじさんが、「ここの水を持って帰る人がいて、『どうすんの?』と聞いたら『祀る』と言われて…」という話をしていて、推しへの愛ってのは凄いというかちょっと怖いなぁ、と。
そして、下山。下山中で出会った猫。
丸太の上に座り、葉音を聞いているような横顔。
人慣れしているわけでもなく、逃げるわけでもない。
かわいい。
頂上まで行き、戻ってきて、途中で少し休憩。
全体で約2時間。
人は多いし、足元は滑るこうして「ただ歩く」場所としての伏見稲荷も、やはり良い。





ピリオドの彼方に
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