浄土宗の大本山で、地元では「くろ谷さん」と呼ばれて親しまれている。
岡崎の北、吉田山の南に位置し、山上からは京都の町並みを見渡すことができる。
金戒光明寺 公式サイト
阪急烏丸からバスで「岡崎通」へ。
バス停を降りて少し歩くと、立派な山門が現れた。
もっとちんまい感じかと思っていたが、ドーンとビッグで驚き。


人は少なめ。
幹線道路からも距離があるから、静か。
参道を行き交う人たちは、観光客…では無さそうな。
後で分かったが、お墓参りの方々のようだった。

山門をくぐると、堂々たる御影堂。
浄土宗の開祖・法然上人をまつる本堂で、重厚な木造建築が印象的だ。

Wikipedia: 金戒光明寺によると、創建は鎌倉時代初期らしい。
京都で最初に法然上人が念仏の教えを広めた地とも伝わる。
まさに「浄土宗発祥の寺」。
後先だが、境内を歩いていると、手水のところに僧侶のユーモアあるコメント。
タグ付け投稿で、僧侶が喜ぶらしい。
またWi-Fiのパスワードが「1133-1212」と法然の生没年。
お茶目ですわ。

三重塔へ向かう石段の道すがら。
左右にお墓が並んでいる。めちゃくちゃある。
観光寺ではなく、まさに地域に根ざしたお寺。
そして、「アフロ地蔵」。
正しくは、五劫思惟阿弥陀仏。
丸い髪の毛のような螺髪が特徴的で、どこか愛嬌がある。
で、こんなお姿の理由だが、一劫は「四十里立方(約160km)の大岩に天女が三年(百年という説もある)に一度舞い降りて羽衣で撫で、その岩が無くなるまでの長い時間」のことで、五劫はさらにその5倍。
落語の「寿限無寿限無、五劫のすり切れ」はここからきている。
気の遠くなるような長い時間、思惟をこらし修行をされた結果、髪の毛が伸びて渦高く螺髪を積み重ねた頭となられた様子を表したのが、五劫思惟阿弥陀仏、というわけ。
頭の上にはお賽銭の硬貨がいくつも置かれ、みんなに親しまれているのが伝わる。

塔の前まで登ると、京都市街を一望できる絶景。
灰色の空の下、山の稜線が遠くに浮かぶ。
眼下には山門の屋根、その先に広がる街並み。

派手さはない。
が、静かで落ち着いた雰囲気が何よりの魅力だった。
京都らしい時間を過ごせる、おすすめの寺。
続いて、真如堂へ。
ピリオドの彼方に
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